第2回の宿題動画:文字起こし

第2回の宿題

動画を止めて操作してください。所要時間20–30分の宿題を支える動画です。次回に記録を持参し、事前の提出は不要です。

第2回の宿題を進める

第2回の宿題では、「蜘蛛の糸」を検索して、授業で使ったワークシートと照合します。検索結果の行を、そのまま移動の回数として数えるのではありません。この動画では、本文を保存するところから、宿題の記録を作るところまで見ていきます。

必要なところで動画を止め、自分の画面で操作してください。

作業フォルダーを開く

macOSではターミナル、WindowsではGit Bashか、WSLを開きます。 pwdで現在の場所を確認します。作業フォルダーを作り、cdで移動します。

すでに授業のフォルダーがある人は、そのフォルダーを開いてください。画面のドル記号は入力を待つ印です。ドル記号を打たずに、コマンドだけを入力します。

pwd
mkdir -p dh-b-2026
cd dh-b-2026
pwd

授業と同じ本文を保存する

Soranohaの本文を、story.txtに保存します。 -fを指定すると、ダウンロード失敗時にエラー終了します。 -Lは転送先をたどり、-oの後ろが保存するファイル名です。

このコマンドは、同じ名前のファイルを置き換えます。ワークシートやメモは別のファイルに保存してください。 headで本文の最初を確認します。

ダウンロードできなければ、授業ページの本文のコピーを保存してください。

curl -fL -o story.txt https://soranoha.org/works/000092_000879/plaintext
head -n 3 story.txt

「のぼ」がある行を探す

grepで、のぼという文字列を探します。 --color=autoを付けると、ターミナルで一致した部分に色が付きます。このオプションはmacOSとLinuxで使えます。

-nは行番号、-Fは文字列をそのまま探す指定です。半角の空白と引用符を、見本どおりに入力してください。結果が長ければ、ターミナルを上にスクロールして読みます。

コマンドと、出力されたすべての行をメモに残してください。

grep --color=auto -nF 'のぼ' story.txt

「落ち」も同じように探す

次に、同じコマンドで、落ちという文字列を探します。検索する文字列だけを変えます。こちらも、コマンドと出力をメモに残してください。

色は読みやすくするための表示です。メモに貼り付けたときに色が消えても、本文と行番号が残っていれば構いません。

grep --color=auto -nF '落ち' story.txt

行数と出現数を区別する

のぼの検索では、五つの行が出ます。しかし、文字列の出現は十二件です。一つの行に複数の一致があるため、行数と出現数は違います。

-cは一致した行を数えます。 -oは一致した部分だけを一行ずつ出し、パイプでwc -lに渡すと、その出現数を数えられます。落ちは四行に五件です。

この十二件と五件は、宿題で出現箇所の書き出しに漏れがないかを確認する目安です。移動した出来事の数ではありません。

grep -cF 'のぼ' story.txt
grep -oF 'のぼ' story.txt | wc -l
grep -cF '落ち' story.txt
grep -oF '落ち' story.txt | wc -l

色が付いた部分を文脈で読む

このあのぼんやりにも、のぼが含まれています。しかし、本文を読むと、「あの、ぼんやり光っている針の山」という意味です。登る動きではありません。

検索で一致したことと、移動表現であることを分けて記録してください。文字列だけで決めず、その表現がある段落全体を読みます。

出現ごとにワークシートと照合する

検索結果の各行にある、のぼまたは落ちを含む表現を、出現ごとに書き出します。それぞれに、ワークシートの七行にあるかと、移動を表すかを付けます。たとえば、たぐりのぼり始めましたはワークシートの三行目です。

一生懸命にのぼったは、同じ登場人物でも、ワークシートにない別の箇所です。同じ言葉でも、場所が違えば別の出現です。本文の行番号と、見分けるための前後の言葉を残してください。

未収録の箇所に基準を適用する

ワークシートにない上昇表現の記入例を見ます。一生懸命にのぼったでは、主体は犍陀多、方向は上昇です。のぼった甲斐があってという語りでは、登ったことが述べられているため、移動は「起きる・起きた」と判断します。

根拠欄には、この本文の表現と判断の理由を残します。自分の記録では、授業で修正した基準を使ってください。この例と判断が違う場合も、どの基準と本文の言葉に基づくかを書きます。

次回に持参する記録

宿題の記録を確認します。二つのコマンドと出力、のぼ十二件と落ち五件の照合記録を残します。ワークシートにない移動表現から、上昇と下降を一つずつ選び、表現、箇所、主体、方向、移動は起きるか、根拠を書きます。

最後に、修正した基準で二箇所を判断できたか、できなければ何が足りないかを、一文で書いてください。次回に持参します。事前の提出はありません。

ターミナルが使えない場合は、ブラウザーで同じ本文を検索し、その方法を記録してください。

出典

Soranoha 000092_000879。プレーンテキストのSHA-256:0f4f8a2e285c02c59c62daa1b000c8c0694d5e2f221bb20957dfcf1d925e6d1e。宿題:DH B第2回(2026年10月13日)、ワークシート第2版。同梱のCSVは配布したワークシートの記入例で、受講者が修正した基準の代わりではありません。

授業ページを検索