Tanizaki_J_Ashikari.md 101 のことばがおのずから朗々たるひびきを以て唇に のぼって来る 。 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 1111 気にかかって、たまたま彼女の髪の毛一と筋が 落ちて来 ても、ヒヤリとしないではいられませ Tanizaki_J_Chijinnoai.md 1172 の信用も次第に厚くなり、月給の額も 上って来 て、半期々々のボーナスを加えれば、平均 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 1354 騒々しいジャズ・バンドの音を聞きながら梯子段を 上って行く と、食堂の椅子を取り払ったダンス・ホールの Tanizaki_J_Chijinnoai.md 1883 立って号令しながら、屋根裏の四畳半へ 上って行き ました。 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 2225 そう云っても返辞がないので、梯子段を 上って行く と、ナオミは一人四畳半に床を取っ Tanizaki_J_Chijinnoai.md 2436 彼とがしゃべっている所へ、やがて浜田が 上って来 ました。 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 2511 でも蹈むように、軽く、しとしとと地面に 落ちて行き ました。 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 2651 が付かないで、小屋の前から波打ち際へ 降りて行き ました。 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 2819 を横ぎり、彼女の部屋を調べるために屋根裏へ 昇って行き ました。 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 2867 手筈になっていたので、さっき私が 上って来 たのを、てっきりナオミが来たのだと Tanizaki_J_Chijinnoai.md 3341 でそう云ってやると、彼女は二階へ 上って行っ て、そこらじゅうをガタピシと引っ掻き廻して、 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 3715 喉に詰まって、急にパラパラ大粒の涙が 落ちて来 たので、「こりゃいけない」と思った Tanizaki_J_Chijinnoai.md 4011 アトリエのソオファに靠れて、彼女が二階から 降りて来る のをぼんやり待っていた間、……… Tanizaki_J_Chijinnoai.md 4021 艘の商船が着いて、帰朝者の群が 降りて来る 。 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 4050 ば必ず二階へ上って、包みを拵えて 降りて来 ますが、それもほんの申訳の、縮緬の帛紗 Tanizaki_J_Chijinnoai.md 4230 血が一度にかあッと顔の方へ 上って来 て、ひとりでに動悸が激しくなります。 Tanizaki_J_Futarinochigo.md 24 上から眺めると浮世はきれいに見えるけれども、 降りて行っ たら其れこそ油断のならぬ土地だと上人が Tanizaki_J_Futarinochigo.md 147 水面の、暁の霧の中を滑るように 昇って行く 日輪を眺めながら、 Tanizaki_J_Futarinochigo.md 214 文殊楼の前の石段を、宿院の方へ 降りて行く と、 Tanizaki_J_Futarinochigo.md 291 それほど楽しい世界へ 降りて行く ことが、何故悟道の妨げになるのであろう Tanizaki_J_Futarinochigo.md 383 餘り、普賢菩薩の使者となって兜率天から 降りて来 たものだ。 Tanizaki_J_Houkan.md 23 言問の近所で土手に遠ざかって、更に川上へ 上って行く のですが、それでも中の植半から Tanizaki_J_Ji_Afea_.md 204 、火急の注進でもするようにドタバタ梯子段を 上って来る 。 Tanizaki_J_Ji_Afea_.md 213 の字を使い、多少調子の変った捨台詞で 下りて行く 。 Tanizaki_J_Ji_Afea_.md 221 階段から 下りて行っ た親父は啣え楊枝で朝湯に出掛け、十分 Tanizaki_J_Ji_Afea_.md 245 それでも母親は二階へは 上って来 ない。 Tanizaki_J_Ji_Afea_.md 246 やるから。」とか何とか、急き込んで 上って来 たが、案に相違の体たらくに間拍子悪く Tanizaki_J_Kiinokuninoki.md 64 その山を越えると、私の家の方へ 下りて来る ことになるんで、ああ、そうだったな Tanizaki_J_Kiinokuninoki.md 98 に人が立って、八方から山を囲んで 登って行こう としていました。 Tanizaki_J_Kikigakishou.md 96 筈だのに、どうした訳か石山まで 落ちて来 たところを土民に取りおさえられたのだと云う Tanizaki_J_Kikigakishou.md 166 増していたが、半月前に近江路を 落ちて来 たときに比べると、河原から吹いて来る風 Tanizaki_J_Kikigakishou.md 222 二人が都へ 上って来 てから、娘はいつも宿に引き籠ってい Tanizaki_J_Kikigakishou.md 347 を促し立てゝ、行者に案内されながら河原へ 降りて行っ たのである。 Tanizaki_J_Konjikinoshi.md 361 丈の瀑布を現じて煙霧を吐きながら絶壁を 落ちて行き ます。 Tanizaki_J_Konjikinoshi.md 440 便りに荊棘の間を分けて泉の縁へ 降りて行き ました。 Tanizaki_J_Manji.md 452 いいながら、二人ともけったいな顔して下い 降りて行 たことありましてん。 Tanizaki_J_Manji.md 660 体じゅうの血イ一遍に髪の毛の方い 上って来る ような気イするのんで、はあはあ苦しい息吐き Tanizaki_J_Manji.md 709 つけて、白葡萄酒一杯飲んで、思い切って 降りて行き ましてん。 Tanizaki_J_Manji.md 767 ますのんで、足袋箪笥の抽出しいしもて 降りて行き ますと、「どうしたんや、さっきの Tanizaki_J_Manji.md 778 日でしてんけど、びっしょり汗掻きながら頂辺まで 登って行っ て、そいから山の上にある茶店で休ん Tanizaki_J_Manji.md 779 、あれから後の山いつづく谷の方い 下りて行き ましたら、春でもあの辺はあんまり人の Tanizaki_J_Manji.md 925 に附いて行きましたら、二階の座敷い 上って行っ て、「ただ口でばっかりきょうだいの約束するいう Tanizaki_J_Manji.md 1106 そこにすッ込んでや」いうて、玄関い 降りて行き ましてん。 Tanizaki_J_Manji.md 1112 身ごしらいしてましたら、またお春どん 上って来 て、「そない申しましたけど、一分 Tanizaki_J_Manji.md 1119 、「ちょっと二階いおいで」いうてどんどん 上って行き ますのんで、こっちもあらかた覚悟きめて附いて Tanizaki_J_Moumokumonoga.md 138 りっぱな武士でさえ主をみすてゝ おちてゆく のに、さむらいでもないものがたれにえんりょ Tanizaki_J_Moumokumonoga.md 671 ますと、朝露軒どのはまっさきに五重へ 上って行か れましたところ文荷さいどのがたちまちたくみを見ぬか Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 383 て来て、おもてのぬかるみを歩いたままで 上って来る から、猫の脚あとが此処彼処に点々とする Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 471 端へ渡って行って、又カーテンに掴まって 降りて来る 、―――そんな動作を水車のように繰り返し Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 516 したら、手から脱け出て、体を伝わって 降りて行く 拍子に、非常に臭い瓦斯を洩らしたのが Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 537 であるとは云うものの、カーテンの頂辺へ 登って行っ て綱渡りのような軽業をした仔猫の動作 Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 542 、もう跳ぶことをあきらめて、庄造の体を 登って行く か、それだけの気力もない時は、ただ Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 657 間も気にかかるので、そこそこにして 上って来 てみると、縛られたまま矢張隅ッこの Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 687 云う音がしたようなので、急いで 上って来 てみると、襖が五寸ほど開いている Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 794 と、ぐいぐい頭からもぐり込んで、脚の方へ 降りて行っ て、裾のあたりを暫くの間うろうろして Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 794 の間うろうろしてから、又上の方へ 上って来 て、寝間着のふところへ首を入れたなり動か Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 1028 「二階らしおまっけど、階下へかて 降りて来 まっしゃろ。」 Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 1067 の家の方へ、少し急なだらだら路を 登って行っ た。 Tanizaki_J_Nekotoshouzo.md 1258 が、何と思ったか黙って二階へ 上って行っ て、直ぐ段梯子の中段まで戻って来ると、 Tanizaki_J_Shisei.md 146 は洗い髪を両肩へすべらせ、身じまいを整えて 上って来 た。 Tanizaki_J_Shounen.md 156 「やい、 下りて来い 。 Tanizaki_J_Shounen.md 157 下りて来 ないと非道い目に合わせるぞ」 Tanizaki_J_Shounen.md 165 悲鳴を揚げてあやまりながら、痛む節々を抑えて 下りて来 た奴の胸ぐらを取って、 Tanizaki_J_Shunkinsho.md 158 に及んだ頃母親のしげ女が寝間着姿で 上って来 て、熱心にも程がある度が過ぎて Tanizaki_J_Shunkinsho.md 225 開ける雲雀は嬉々としてツンツン啼きながら高く高く 昇って行き 姿を霞の中に没する女師匠は見えぬ Tanizaki_J_Shunkinsho.md 225 鳥影を追いつつやがて雲の間から啼きしきる声が 落ちて来る のを一心に聴き惚れている時には同好の Tanizaki_J_Shunkinsho.md 226 それ女師匠が拝めるぞとばかり急いで屋根へ 上って行っ た彼等がそんなに騒いだのは盲目と Tanizaki_J_Shunkinsho.md 316 取り合って空を仰ぎ遥かに遠く雲雀の声が 落ちて来る のを聞いていた雲雀はしきりに啼きながら Tanizaki_J_Shunkinsho.md 316 啼きながら高く高く雲間へ這入りいつまでたっても 降りて来 ない余り長いので二人共気を揉み一時間 Tanizaki_J_Tadekuumushi.md 183 眼についていたが、渡りを渡って 降りて来る 二人にお久はそれと心づくと、 Tanizaki_J_Tadekuumushi.md 420 の「鬼が栖むか蛇が栖むか」へ 落ちて行き そうな形勢なので、幕の内を摘まむあいだも Tanizaki_J_Tadekuumushi.md 922 と云って要も 降りて来 た。 Tanizaki_J_Tadekuumushi.md 1873 いつの時代のことであったか、都を 落ちて来 てこの村に居を構えた公卿が、有り Tanizaki_J_Tadekuumushi.md 2088 太った体をもてあつかいながら、ずしりずしり二階を 降りて来 て、おあいその一つも云うのである Tanizaki_J_Tadekuumushi.md 2386 ビスケットを一と握りつかんで犬小屋の方へ 降りて行っ て、二頭の犬に代る代る餌を与えたり Tanizaki_J_Tadekuumushi.md 2485 黙って席を外して、二階の梯子段を 上って行っ た。 Tanizaki_J_Tadekuumushi.md 2556 分もすると不承々々に父親と一緒に 降りて来 て、廊下に立ちながらそっと顔を直してから Tanizaki_J_Yoshinokuzu.md 256 つまり義経の 落ちて来 た道と云うのが普通の順路じゃなかった Tanizaki_J_Yoshinokuzu.md 427 上りの丘の路を、その草屋根の方へ 登って行っ た。 Tanizaki_J_Yoshinokuzu.md 429 坂を 登って行く 津村は、それらの丘の上の家々から Tanizaki_J_Yoshinokuzu.md 429 この辺に見馴れない都会風の青年紳士が 上って来る のを、珍しそうに見おろしているのに気づい